『とりあえず応募』のワケ
前回の投稿で、"求人にはとりあえず応募しなさい"と言われたと書いた。
その理由が判明した。
書類の書き方大丈夫?
先週学校へ就活の成果報告をしに行った時、書類選考にも通らないんです、と伝えた。
先生は、もしかしたら書類の書き方が良くないかもしれないからハローワークで添削してもらったら?僕は添削してもらってから書類選考の通過率があがったよ~と言われたので行ってみた。
正直、履歴書も職務経歴書も、学校のキャリアカウンセラーの人に見てもらったし転職エージェントの人にも見てもらっていたからそんな悪くはない気がしていた。
履歴書と職務経歴書
さすが4月。
そしてGW前。
ハローワークにはたくさんの人がいた。
私の番になって、経緯を説明し、履歴書と職務経歴書を見せた。
担当は元企業採用担当者。
なるほど。
採用者目線からの指摘が入るわけだな。
結論、【情報量が多い】らしい。
「たくさん書いてあるのは素晴らしいしやる気は伝わってくるけど…情報が多すぎて…なんというか…言葉は悪いですが、自己満になっています…。」
え。
こちらの情報を売りこむのがこの書類の意味じゃないの…?
と思っていた私はびっくり。
こんなにちゃんと書く人は少ないですよって言われた。
(枚数は基本に則りA4用紙2枚分です。文字も標準サイズです。書式をダウンロードしてそんなにアレンジを加えずパソコンで作成したもの。)
文章量が多いと読むのに疲れる、と。
理屈はわかる。
ではそんな少ない情報で採用担当は求人者の何をジャッジするんですか?
そもそもジャッジ出来るんですか?
って聞いてみたら、
「採用担当者は正直あまり書類はそんなに見ないです…。
予め自分たちがどんな人を採るのかを決めていて、それに当てはまる人をピックアップしています」と。
「募集要項には本音を書けませんが、それは年齢(が恐らく第一優先だと思う)だったり性別だったり…。」
「必ずしも能力の高さだけで選んでいるわけではないんです…。」
なるほど。
だったらしゃーない年齢でも十分落とされるわ。
それが現実だとしたら、やはり年齢が上がれば上がるほど採用は遠のく。
転職が厳しい理由だな。
添削終了
添削はあっさり終わった。
履歴書や職務経歴書のフォーマットに関することだけだった。
「この書き方は見にくいのでこの方法にしましょう。」
「文章量が多いので、この項目は省きましょう。」 など。
あれ?と思って。
フォーマットの部分しか添削されてねーぞ??って。
まさか…。
「訂正箇所は全部フォーマットに関することだけでしたが、採用者ってもしかして自己PRとかはあまり見ないんですか?」って聞いたら
「そこまでちゃんとは…。サラーっとですね…。」
そうなんかーーーーーい!!
キャリアカウンセラーや転職エージェントの方は言葉遣いまで指摘してきたからちゃんと書いていたのに、その程度なのか。
なるほど。
だったら文章量は少なくても全然いい。
インターネット求人
ついでに、インターネット求人のweb経歴書についても聞いてみた。
(ハローワークではハロワ求人のみの扱い限定で添削しているので本当はNGらしい。でもその方は元インターネット求人の採用担当者だったのでこっそり聞いてみた。)
やはりweb履歴書も文章量が多いようだった。
経験社数は5社登録しています。
そのどれもが800字~1000字くらいの文量。
「これは読むのが辛いですね…。
採用担当の気持ちになって作ると良いと思いますよ。」
って言われたけど、そう思って作った結果なんだよな~~。
採用担当になったことがないから本当の気持ちはわからないんだよな~~。
私は多角的な情報から判断するタイプなので、情報が少ない方が良いなんて全くの予想外だった。
まぁ自分たちがどんな人を採るのかを決めていて、それに当てはまる人をピックアップするだけなら情報量はいらないのは納得出来る。
求人が募集されてすぐの場合、インターネット応募なら100人や200人の応募があったりする。
すると読むだけでも疲れるから少ない情報で求むのだそう。
これから応募する会社に関連しない社歴はいっそ細かいことは書かずに数行でも良いらしい。
応募ボタンをポチっとするだけなので、ほとんど空欄の人もいるよう。
そんなもんで良かったのか…。
本当に、自分の経験したことない立場を想像するのは難しい。
『とりあえず応募』のワケ
私の中で「とりあえず応募」=「どこでもいい」のイメージだった。
仕事をするにはやりがいを持って働きたいタイプ。
適当な会社に入って適当な仕事をするのは絶対に避けたい。
だからしっかり求人を見て会社の評判なども調べてから応募していた。
だけどどんな人を採るのか予め前提のある求人募集ならばそれに当てはまらないと意味がない。
それは募集要項からは見えてこない部分なので、もはや運。
どんどん応募しまくって、まずは引っかかるしかない。
そうなると「とりあえず応募」という意味が生きてくる。
面接までいかないと話にならないなら、とりあえず応募、してみようかな。