きまぐれ猫のDiary

日常生活の備忘録

Life Choices その3

初海外

派遣先から派遣切りされ、次はどうしようかと考えた。

たまたまではあるが、親戚が海外にいるという情報を入手した。

どうせ仕事が無いのなら、一度海外へ行ってみよう。

ワーホリをしてみたいけれど、海外へ行ったことがないまま住むのは不安だから短期間だけでも住んでみたい。

 

そう思い、ほとんど会話したこともない親戚にコンタクトし、交渉を重ね、1ヵ月間カナダに住ませてもらえることになった。

私の初海外。

 

チケット取るのも、出国審査も入国審査も全てが初めての経験。

 

ステイ先での1ヵ月は楽しかった。

海外に住めるかどうかの確認をすることが目的だったので、ステイ中は街散策だったりのんびり過ごしていた。

 

今思うと、この時に少しでも海外ステイを満喫するために、短期の語学スクールや現地の人たちとの交流をもっとすれば良かった。

その時にしか出来ないこともっともっとするべきだった。

 

 

アルバイト

帰国後、ワーキングホリデーに行くための資金稼ぎのためにアルバイトをした。

でも日が経つにつれ、海外に行ったという事実だけで満足してしまった。

 

そしてなぜアルバイトをしているのか目的さえも見失うほど忙しく、がむしゃらに働いていたから将来のことなど考えていなかった。

 

2年間、ただアルバイトをしていた。

何の目標もなく。

 

思い返すと、親に申し訳ない気持ちになる。

 

高校卒業後は就職ではなく専門学校に行きたいという意見を押し通し、初めて就職した仕事は勝手に辞め、目的もなくただアルバイトする娘をどう思っていたのだろう。

 

家に帰ると親と喧嘩ばかりするので仕事を沢山入れた。

負のループだった。

 

暗黒の2年。

もったいない。

若さもあるから人生の挽回だって出来たのに。

 

それでもこの期間にひとつだけ収穫があるとすれば、『無知は損をする』を知れたことだ。

 

 

無知は損をする

途中から、アルバイトを掛け持ちした。

買い取りの仕事だった。

仕事の一環で、毎日金の相場を調べたり、経済状況に目を通していた。

 

このアルバイトを始めて初期の頃は、その店舗の買い取り価格に何の疑問も持たずにいた。

でも毎日毎日相場を調べたり自分で勉強をしていくうちに、その買取価格の安さに怖くなった。

 

お客さんの中には安すぎると怒って帰っていく人もいた。

そりゃそうだ。

安すぎるもの。

 

私も相場を知っていれば、そんな金額では絶対売らない。

 

相場を知らない人は売れることに喜び、平気で売っていく。

 

世の中、無知は搾取される。

知らないことが多いと損をする。

勉強しないと、バカを見る世の中になっている。

 

それが怖いと学んだ。

今でも学ぶ意欲があるのは、この頃の経験があるからである。

 

 

続く⇒