Life Choices その1
最近、なぜ今のような人生になったのかを考える。
選択ひとつひとつで未来が変わる。
その選択をした経緯は?
もしあの時他の選択をしていたら?
なぜその選択肢が自分の中に沸いてきたのか?
過去を変えることは出来ないから考えるだけ意味のないことかもしれない。
今を後悔しているわけでもない。
自分の選択が正解になるように生きている。
だけど、ふと、もし違う選択をしていたらどうなったのか、最近はそんなことをよく考えてしまう。
覚えている限りの人生の選択を、それぞれ洗い出してみたいと思う。
そして今どう思うのかを振り返りたい。
商業高校という選択
小中学校は近くの地域の学校へ行った。
地元では98%の子たちがその小中学校へ通う。
田舎なので選択肢はなかったと思う。
もし選択があったとしても、それは親の選択であり自分の選択ではなかったはずだ。
初めての人生の選択は高校入学だった。
私の成績は進学校へも行けたはずだが商業高校へ決めた。
進学高校の先は大学で、商業高校の先は就職がセオリーだった。
自分の中でどんな風に考えてたのか、はっきりとは覚えていないが(昔すぎて)、就職を意識していた気がする。
受験は推薦入試だった。
作文と面接が試験内容で、面接の練習では先生たちからの評判が良かった。
落ちるとしたら作文だ!!と思い、どんなテーマでも書けるように書いて書いて書きまくった。
面接練習で覚えていることは、志望動機。
商業高校なので事務の仕事に関する授業もあり、将来は事務員になりたいからうんたらかんたら~ということを志望動機にしていた。
当時、事務の仕事って何??と思いながら話していたのでよく覚えている。
もしかしたらこの時に「自分は事職員になる」と潜在意識として出来上がったのかもしれない。
無事合格した。
専門学校という選択
次の大きな選択は高校卒業後の進路。
ここがひとつの分かれ道だったと今は思う。
私の中で大学進学という選択肢は1%もなかった。
やりたいこともなかったし、学びたいこともなかった私に、多額の費用がかかる大学に行く意味を見出せなかった。
推薦入試も出来ると言われたけれど、興味はなかった。
就職します。
親を交えた三者面談で、そう伝えるつもりでいた。
しかしふと、これでいいのか?という思いもあった。
就職をするよりも、まずは手に職をつけた方がいいのでは?
就職をして結婚をして、子どもが出来たら子育てして…。
未来はそんな単純か?
もし仮に結婚しても離婚する可能性だってある。
高卒で働いて辞めた私に武器となる強味はあるのか?出来るのか?
離婚したいと思った時、もし私に稼ぐ力がなければ離婚したくても出来ず、
漫画でよく見かける「誰のおかけで飯が食えると思ってるんだ!!」
こんな言葉を投げかけられながら結婚生活を続けなければならないなんて絶対嫌だ。
1人でも生きていける力が欲しい。
就職ではなく手に職をつけるため専門学校に行きたいという気持ちが強くなった。
三者面談の前日にその考えに至ったので、親に猛反発された。
そりゃそうだ。
就職すると思ってたのにいきなり費用がかかる専門学校に行きたいと言い出したのだから。
それでもこのまま就職しても後悔すると思ったので、必死で親を説得した。
私は専門学校に行けることになった。
手に職をつけるといっても何の?
そうだ!英語だ!
英語は仕事をする上での手段(ツール)なので、学んだ後で他にやりたいことが出来ても応用が利くだろう!という考えの元、英語系の専門学校に行くことに決めた。
学ぶなら学校という罠
専門的なことを学ぶなら学校に行かなくちゃ!という考えしか当時なかった。
でも色々経験し知った今、国内の学校に行くんじゃなくて海外に出る方法もあったなと思う。
ワーキングホリデー、語学留学、海外留学。
そんな選択肢があっても良かった。
ちなみに今だったら、海外の大学を選択の最有力として選んでいただろう。
国内で英語を学ぶには効率が悪い。
英語系専門学校(国内)、語学学校(海外)とワーキングホリデーを経験した今、語学を学ぶには環境が大事だと本気で思う。
初めての就職
専門学校から就職するのと、高校から就職する方法はほぼ同じだと思う。
※私がいた学校の場合
応募は1社しか出来ない。
複数応募して、内定が出たところから比較して選ぶのは不可能。
だから、応募する1社を慎重に決めないといけなかった。
みんなが同じように就活していて、他の方法を知らなかった。
新卒向けの就活サイトをどう使うのかも知らなかった。
正直わからない。
ある程度求人の見方は知っていたが、何を基準に良い会社なのか?
どこに注目すればいいのか?
よくわからないまま就職した。
その会社は数年後倒産した。
続く⇒