きまぐれ猫のDiary

日常生活の備忘録

Life Choices その6

コロナ禍での決断

ワーホリビザ終了まであと数か月。

もっと居続けるか、帰国をするかそろそろ考えないといけないと思っていた最中、コロナが始まった。

 

あれよあれよという間に都会のシティから人が消えた。

ロックダウンだ。

 

そして仕事も大打撃を受け、切られた。

 

次の仕事を探すもビザの期限が少ないから決まらないし、仕事もないままビザの延長をしてもこのまま仕事が決まらなかったら資金が尽きる。

 

ロックダウン中は飲食店や娯楽施設などは全て閉店。

大規模日本食レストランではほとんどのスタッフを解雇した。

とりあえずで繋ぎの仕事を見つけるのも難しい状況だった。

 

シェアハウスの住人も全員職を失った。

※この時は現地人のお家のゲストルームに住んでいた。

 

彼らもこれからどうやって生活していけばいいかわからないと言っていた。

現地の人間ですら仕事を失っている状態で、私に仕事が見つかるのだろうか。

 

航空会社から、運航停止の発表があった。

ビザの保有期間内に日本に帰れない可能性も出てきた。

刻一刻と、状況が変わっていく。

 

ここが人生最大の分かれ道だったと思う。

 

帰国か、延長か。

 

 

 

 

 

私は帰国を選んだ。

 

 

働き方を考える

今考えても帰国しか道はなかったように思う。

 

もっと貯金があれば。

仕事に直結する特技があれば。

手に職を付けていれば。

フリーランスでもやっていけるほどの能力があれば。

お金を生み出す仕組み作りが整っていれば。

 

会社員の事務としてでしか収入を得てこなかった私には、この苦境を乗り切る術を持っていなかった。

 

帰国後、一時的に短期で派遣の仕事をした。

 

そこで出会ったお姉さま方はみんなクセが強いけど、自分の行く末を見ているようだった。

私と同じように今まで派遣社員として働いていて、契約期間が終わったらまた仕事を探す。

正社員の求人に比べると受かりやすいけれど必ず終わりが来てまた仕事探し。

仕事が決まるまでヒヤヒヤしたり落ち着かない。

年齢が上がる度、派遣といえど仕事も決まりにくくなっていく。

 

このままでいいのか?

これから先も同じようなことを繰り返すのか?

 

働き方が多様になり正社員じゃなくてもいいんじゃないかと世間では言われ始めているが、それは収入の安定がある程度見通しついている一部の人に限られるだろう。

もしくは何か目的がある人。

 

いつか海外で暮らしてみたい。

そんな希望がずっと心の底にあったんだと思う。

そのためにいつかは辞めなくちゃいけないと薄々感じていたから、今までは正社員じゃなくてもよかったんだろう。

 

だけどその夢も叶って、今は安定がほしいと思っている。

 

 

これから

今まさに就職活動をしていて佳境を迎えている。

正社員の仕事を探すも全く良い反応がない。

そうこうしている間に貯金も底をつきかけている。

 

また派遣社員として働くかもしれない。

だけどもしそうなったとしても、次こそは契約期間満了までには次の仕事を探して、安心した状態で転職を成功させたいと思う。

 

友達は転職を成功させるのに2年ほどかかったと言っていた。

そのくらいの覚悟を持たないといけないのかもしれない。

 

まだまだ選択の道は続く。

 

完。